食品安全情報blog過去記事

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ナイアシンの食事摂取基準値に関する科学的意見

Scientific Opinion on Dietary Reference Values for niacin
EFSA Journal 2014;12(7):3759 [42 pp.]. 17 July 2014
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3759.htm
ナイアシンニコチン酸とニコチンアミドを指す一般用語である。ナイアシン必須アミノ酸であるトリプトファンから人体で合成可能で、約60mgのトリプトファンから1mgのナイアシン等量(NE)ができる。トリプトファンナイアシンの長期にわたる欠乏はペラグラの発症につながる。新しいデータが無いため1993年の食品に関する科学委員会の設定した成人の平均所要量(AR)1.3 mg NE/MJ (5.5 mg NE/1 000 kcal)を追認する。変動係数10%を想定して集団の参照摂取量(PRI)は1.6 mg NE/MJ (6.6 mg NE/1 000 kcal)とした。
ナイアシンの所要量とエネルギー所要量の関係は成人と異なるという証拠はなく、成人のARとPRIは7-11か月の幼児・子供・青年・妊婦・授乳中の女性にも当てはまる。