食品安全情報blog過去記事

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FSAIの調査では検査した牛肉製品からウマDNAは検出されなかった−持ち帰りラム料理から鶏とウシのDNAがみつかった

FSAI Survey Finds no Horse DNA in Beef Products Tested - Presence of Chicken and Bovine DNA Found in Takeaway Lamb Dishes
Thursday, 24 July 2014
http://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/EU_horsemeat_testing_24072014.html
FSAIは牛肉製品とラム製品の真正性を調べた2つの調査結果を発表した。現在進行中のEU全体での食品偽装対応の一環としての調査では52の牛肉製品を調べてウマDNAは検出されなかった。一方FSAIが別にラムケバブやラム料理を調べた結果ではチキンやビーフなどの表示されていない肉が存在する懸念が提示された。
表示されていない肉が含まれていた7検体のうち6検体はメニューに「ラムケバブ」と表示してあったがほとんどがラムを全く含まないあるいはほんの少ししか含まなかった。60%以上が鶏肉で5-30%が牛肉だった。ラムが入っていたのは6検体中3検体だが1-5%だった。さらにラム料理10検体中1検体は60%以上が牛肉でラムは30%強だった。
FSAIの長官Alan Reilly教授は、これは食品の安全性の問題ではないが、表示されていない肉が入っているということは消費者に正しい情報を与えていない、誤解させている懸念がある、としている。