食品安全情報blog過去記事

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EFSAは乳児用ミルク及びフォローアップミルクに関する助言を更新

EFSA updates advice on infant and follow-on formulae
24 July 2014
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/140724.htm?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_content=hl&utm_campaign=20140724
EFSAは乳児及び幼児用粉ミルクの熱量・主要栄養素・微量栄養素の摂取量を提言した。これは2013年に発表された欧州連合の乳幼児の栄養素必要量及び食事摂取量に関するEFSAの意見に従っている。

主要意見
・牛乳・ヤギのミルク・単分離大豆タンパク質は、未分解タンパク質ベースの乳児用及び幼児用粉ミルクに使用するのに安全で適切なふさわしいタンパク質源である。他のタンパク質源や新しい製造技術については安全性と適合性を使用前に臨床的に評価するべきである。
・タンパク質加水分解物質を含む、特定の乳児用及び幼児用粉ミルクの安全性と適合性は、使用前に対象集団での臨床評価を行わなければならない。
・アラキドン酸、エイコサペンタエン酸、難消化性オリゴ糖、「プロバイオティクス」・「シンバイオティクス」・クロム・フッ化物・タウリンヌクレオチドを乳児用及び幼児用粉ミルクに添加する必要はない。

  • 乳児と幼児の粉ミルクの必須成分に関する科学的意見

Scientific Opinion on the essential composition of infant and follow-on formulae
EFSA Journal 2014;12(7):3760 [106 pp.]. 24 July 2014
http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3760.htm
最大量は目標数値というより超過しない上限として解釈されるべきだと強調した。