食品安全情報blog過去記事

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研究はタバコの包装への恐怖に「根拠がない」ことを発見

Behind the headlines
Study finds plain cigarette pack fears 'unfounded'
Friday August 29 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/08August/Pages/Plain-cigarette-pack-fears-unfounded-says-study.aspx
Guardianが「タバコのプレーン包装への恐怖を煽るキャンペーンには根拠がない」と報道した。オーストラリアで2012年にプレーン包装法が導入された後、規制反対派が、安っぽいアジアブランドが溢れる、違法ノーブランドタバコを買うようになる、コンビニなどの小規模店舗にダメージが大きい、等の各種意図せぬ帰結を主張した。しかしオーストラリアのビクトリア州で行われた新しい調査ではこれらの恐れは見つからなかった。規制導入前後に喫煙者の電話調査での反応からは規制により違法タバコや安価なアジア産タバコを購入するようになった、あるいは小規模店舗から買わなくなったという傾向はなかった。ただしこの調査は違法タバコの使用が増えたかどうかを調べたものではなく、喫煙者は自分の吸っているものが偽物かどうかはわからない可能性があると研究者らは注記している。結論としてこの研究は標準包装反対派の主張する「恐れ」に根拠がないことを示唆する。