食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ワクチン有害事象、致死 シリア(第2報):筋弛緩剤

Vaccine adverse event, fatalities - Syria (02): (ID, DY) muscle relaxant
2014-09-20
http://www.promedmail.org/direct.php?id=2790839
Date: 19 Sep 2014 Source: The Daily Star (Lebanon) / Reuters [edited]
WHOが2014年9月19日に、はしかワクチンに間違って筋弛緩剤が混入されたようで、シリアで今週15人の子どもが死亡したと言った。記憶にある過去最大の悲劇とした。破壊活動の可能性が完全に排除できないために調査が終了するまで予防接種キャンペーンは一時停止。ワクチンは希釈剤と一緒に粉末の形でシリアに送られ、保管された。この希釈剤は筋弛緩剤Atracuriumと同じ冷蔵庫で保管されていて、ワクチンの希釈に筋弛緩剤が使われた。筋弛緩剤は手術の麻酔に使われるもので体重に応じて作用するため死亡したのは全て2才以下の子どもである。ワクチン製造業者のミスではない。WHOと UNICEFはワクチン接種を支援しているがこの地域が紛争下で安全に問題があるため直接関与していない。僅かに意図的である可能性が残る。