食品安全情報blog過去記事

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その他

  • カナダの研究が低量飲酒とがんの関連を確認

Canadian study confirms breast cancer link to low alcohol use
September 28th, 2014
http://www.sunnewsnetwork.ca/sunnews/lifestyle/archives/2014/09/20140928-084615.html
研究によると1日にたった2杯で女性の乳がんリスクが高くなる。
ビクトリア大学依存研究センターの研究によると、平均1日最大2杯までの飲酒で飲まない人に比べて8.5%リスクが上昇する。2013年までに行われた60の研究の解析。
Alcoholism: Clinical and Experimental Researchに発表
(1日平均2杯って「As few as」なのか)

  • GMO家畜飼料による健康や栄養上の問題の兆候はない

No sign of health or nutrition problems from GMO livestock feed, study finds
September 25, 2014
http://news.ucdavis.edu/search/news_detail.lasso?id=11038
カリフォルニア大学Davis候の研究者らによるレビュー。オープンアクセス
Prevalence and impacts of genetically engineered feedstuffs on livestock populations
A. L. Van Eenennaam and A. E. Young
J. Anim. Sci. 2014.92:4255–4278
https://asas.org/docs/default-source/jas-files/jas8124_final.pdf?sfvrsn=4

  • General MillsはGMOについての議論を注意深く歩む

General Mills treads carefully in debate over GMOs
09/24/2014
http://www.twincities.com/business/ci_26590989/general-mills-treads-carefully-debate-over-genetically-modified
火曜日にGeneral Millsの株主総会GMO問題が投票され、全社的に禁止することに賛成したのは株主のたった2%だった。CEOのKen Powellは食品企業の微妙な立場を説明することになる。General Millsは1月に同社を象徴するブランドであるCheeriosシリアルから全てのGM成分を排除すると発表した。Honey Nut Cheeriosなどには使い続ける。そして今月、オーガニック製品ブランドAnnie’s Naturalを8億4000万ドルで買収した。これまでの製品の売り上げが伸び悩んでいる中で新しい分野の開拓を求めた。そして火曜日にGeneral Millsの創設者の孫娘であるHarriet CrosbyがGMO排除を提案した。Ken Powellは「GMOは極めて安全であるがGMOを含まない食品を購入したい消費者がいることも知っている。解決法は表示義務化であろう」とのべた。この声明は両サイドから不満である。
一方General Millsは温室効果ガス排出削減による気候変動対策により強力に取り組むとしたことで環境団体から賞賛された。
(Harriet CrosbyはGMOは我々を殺していると主張している)

  • スタッフサポート

Natureエディトリアル
Staff support
24 September 2014
http://www.nature.com/news/staff-support-1.15979
ドイツの研究機関は動物研究労働者を守る必要がある
昨年コードネームPawelという動物活動家がドイツの主導的神経科学実験室の動物の世話係として職を得てMax Planck研究所で6ヶ月過ごしこっそり実験用のサルの映像を撮った。9月10日にドイツのテレビで恐ろしい残虐行為と苦しみと称する7分の動画が放映された。手術の際の出血や拘禁椅子に座らさせる画像は見るに堪えないものだった。研究所への影響は直ちに現れ、職員は脅迫され政治家は研究所の閉鎖を要求した。
動物活動家が霊長類を使用している実験室に侵入する頻度は増えている。過去18ヶ月にメディア戦略に長けたBritish Union for the Abolition of Vivisectionによるものだけで4件あった。
Max Planck Societyは素早く対応した。動物の状態を調べる第三者委員会を立ち上げて9月18日には最初の報告をした。動画は間違った印象を与えていてそのサルは獣医スタッフの能力の限界はあるが特に良く対応されている。
Natureはこのような動物活動家の活動に対して公開で取り組む専門の動物実験ロビーが必要だと主張してきた。エボラやアルツハイマーなどの研究にサルを使う必要がある。一部の動物活動家たちは科学者を脅迫している。研究者が黙っているのは効果的ではない。