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ANSESの食品摂取データがオープンデータとして利用可能になった

ANSES food consumption data made available as open data
24/09/2014
https://www.anses.fr/en/content/anses-food-consumption-data-made-available-open-data
2009年にANSESは7年ごとに行う全国食品摂取調査の第二回にあたるINCA 2から入手した食品摂取データに関する完全報告書を発表した。本日、オープンデータとしてこの調査から得た全てのデータをいつでも入手可能にした。全ての人、特に栄養疫学の研究者が直接利用できるので、このデータはフランス人の食生活や食事と健康の関係についての知識を広げるのに役に立つだろう。
INCA 2調査とは?
食事がガンや肥満、心血管疾患をひきおこすことがあるため、食事と個人の栄養状態を理解するためにANSESは個人全国食品摂取量調査(INCA)を7年ごとに行っている。INCA 1は1998-1999年に、INCA 2は2006-2007年に行われた。
全INCA 2調査データの完全利用可能性
INCA 2調査の結果によると、平均的なフランス人の食事は、炭水化物44%、脂質39%、タンパク質17%で、脂質は摂り過ぎで炭水化物と繊維質は不足している。若者は野菜と果物をあまり食べていない。1999年からの変化は一様ではないが一般的に肯定的である。
データには、調査に参加した個人の特徴、38栄養素の個人の一日栄養摂取量、一週間にわたり個人が消費した食品の詳細、食品サプリメントの消費パターンなども含まれる。
次は?
第3回INCA調査は2014年に開始される。初めて3歳以下の子供の食事摂取パターンが調査に含まれることになっている。INCA 3の結果は食品安全と共に、栄養分野の公衆衛生の優先順位を設定するのになくてはならないフランスの食習慣の知識を更新・追加するだろう。
フランス語フルバージョン
https://www.data.gouv.fr/fr/datasets/donnees-de-consommations-et-habitudes-alimentaires-de-letude-inca-2-3/
INCA調査についての詳細
https://www.anses.fr/en/content/individual-and-national-study-food-consumption-inca-study
INCA 2調査の報告書
https://www.anses.fr/en/content/detailed-results-inca-2-study