食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

FSAIは野生キノコを食べることに警告−子どもを中毒リスクから守るために保護措置が必要

FSAI Advises Caution on Consuming Wild Mushrooms - Vigilance Needed to Safeguard Children from Risk of Poisoning
Thursday, 2 October 2014
http://www.fsai.ie/news_centre/press_releases/wild_mushrooms_warning_02102014.html
FSAIは人々に対して野生のキノコを見つけたら専門家の助言を得るまではどの部分でも食べないように強く助言する。毒キノコによるリスクは重大で、特に子どもが庭や戸外で育っているキノコを食べないように注意する必要がある。
この警告はキノコ狩りシーズンが始まってアイルランド国立中毒情報センターへの野生キノコにを食べることに関する問い合わせが増加しているために出された。2013年には野生キノコによる食中毒は19例(大人7人子ども12人)がセンターに報告されている。今年はこれまでに18例が報告されていて大人7人子ども11人である。全ての子どもが間違って野生のキノコを食べている。
FSAIの消費者保護局長Ray Ellardは「子どもの事例が多いことは、保護者が子どもを監視し野生のキノコを食べないように教える必要性を強調する。特に庭や戸外で遊んでいてキノコに出くわして食べてしまうことがないよう注意するように。」と述べている。
素人が野生の毒キノコと安全なキノコを見分けるのは極めて難しい。中毒になった場合の健康被害が重大であるため、リスクを承知し、キノコ狩りを計画しているのなら経験のある専門家の助言を得るように。ウェブサイトや本では十分ではなく、そのような情報に頼ることは薦めない。調理により毒は消えない。
アイルランドでは14の毒キノコが自生し、さらに13種が極めて危険であることがわかっている。