SMC
What do Kiwis think of science? – experts respond
December 4th, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/12/04/what-do-kiwis-think-of-science-experts-respond/
3000人以上の回答を得た、科学技術に関する一般市民の態度についての調査結果が発表された。重要な知見は
・83%が国際競争力、健康改善、環境保護にとって科学が重要だと考えている
・日常生活に科学が重要だと考えているのはわずか59%、42%は科学についての情報が少ないという
・科学についての情報は主にメディアから
・海外との比較ではニュージーランドの科学への関心は高い(オーストラリアやヨーロッパより高い)
以下リンクとコメント
(日常生活に科学が関係ないと考えるのはもったいない。食の安全は科学だと思われていないんだろう。)
- 検査されていないがん治療法−専門家の反応
Untested cancer treatments – expert responds
December 4th, 2014.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2014/12/04/untested-cancer-treatments-expert-responds/
植物由来化合物ががんに効くという最近の主張には根拠がない、とナチュラルレメディの専門家が言う
ナチュラルレメディ専門家でVictoria University Wellington非常勤教授Shaun Holt博士
この製品ががん治療に利益がある可能性もあるが使用を支持する臨床試験の報告はなく、数人の使用例があるだけでがん患者に薦める根拠とは言えない。安全性も確認されていない。ナチュラルだからといって安全だとは言えない。さらにこの製品の販売者であるMr Vousdenがニュージーランド倫理委員会やMedsafeの認可を得ずに臨床試験を行っているようであることを懸念する。この製品についての臨床試験は登録にない。さらに医師の指導を受けずに医学的助言をしているようであり、合法かどうか疑わしい。
この製品はがん患者には勧めない
(参照されている記事はニュージーランドとオーストラリアの、がんの子どもをもつ母親たちが自分をmum-cologists(ママさんがん専門医)と称しファストフードチェーンのWendy'sの顔だった"Kiwi Dave" Vousdenから無料で提供される「サルベストロール」というカプセルを使って代替療法を行っている。サルベストロールは植物由来の化合物で品種改良や農薬使用や食品の加工でなくなるものでオーガニック食品にはたくさん入っている、CYP1B1を標的する、と主張。言ってることの意味わかってなさそうでまさに「お医者さんごっこ」。「サルベストロール」で検索すると変なサイトばっかり)