食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

EUのGM規制関連

  • 新しいEUの法は各国にGM栽培のオプトアウト(不参加)を認める

Senseaboutscience
New EU law allows countries to opt-out of growing GM
13 January 2015
http://www.senseaboutscience.org/news.php/430/new-eu-law-allows-countries-to-opt-out-of-growing-gm
少なくとも一部の国では研究者は根拠に基づいたアプローチを使うことができる
欧州議会が本日EU加盟国にGM作物の栽培を自国で決定できる新しい規則を産生480反対159棄権58で認めた。2015年春に発効する予定。
欧州議会はこう言っている:
新しい規則は加盟国に、EFSAが評価した健康や環境へのリスクとは別の環境政策を理由にGMOを禁止することを認める。また都市計画や社会経済影響、農業政策など他の理由でもGMO作物の栽培を禁止できる。
Sense about scienceのTracey Brownはいう:
企業がこの提案の通過にフラストレーションを表明しているのは驚くべきことではない。欧州におけるGMO規制が科学に基づくことに失敗したのは事実である。しかし何年もの間事態は膠着していた。一方GM技術を用いて環境や栄養問題の解決を探るグループは、少なくとも一部の国では科学に基づいたアプローチが可能になる。

  • EUのプレスリリース

議会はEU加盟国のオプトアウトを支持
Parliament backs GMO opt-out for EU member states
Press release - Environment − 13-01-2015
http://www.europarl.europa.eu/news/en/news-room/content/20150109IPR06306/html/Parliament-backs-GMO-opt-out-for-EU-member-states

  • EUGM作物についての新しい法を通過

NZ SMC
EU passes new law on GM crops
January 14th, 2015.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2015/01/14/eu-passes-new-law-on-gm-crops/
欧州議会が加盟国が遺伝子組換え作物を独自に禁止できる新しい規制を認めた
UK SMCが専門家のコメントを集めた
農業バイオテクノロジー評議会議長Julian Little博士
John InnesセンターグループリーダーCathie Martin教授
Aberystwyth大学名誉研究教授Chris Pollock教授
リスクを効果的に管理するために根拠に基づいた規制をするという視点からはEUは災厄の地である
一般微生物学会長Nigel Brown教授
GMO禁止は諸国を科学の暗黒時代に導くであろう
EFSAのGMOパネルの委員長Joe N. Perry教授
Surrey大学分子遺伝学Johnjoe McFadden教授
消費者や農家は隣の国での利益を目の当たりにすればもっと受け容れるようになるだろう