食品安全情報blog過去記事

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政策決定者や研究者その他関係者に米国のフードシステム変更の影響を解析するための枠組みを提供する報告書

Report Offers a Framework to Help Policymakers, Researchers, and Other Stakeholders Analyze the Effects of Potential Changes to the U.S. Food System
Jan. 13, 2015
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=18846
IOMとNRCがフードシステムに関する決定を行う場合に、その提案が健康・環境・社会・経済にどう影響するかを評価するための枠組みを提供する報告書を発表した。
食糧システムのどこかをある目的で変更するとその結果として意図したあるいは意図しない影響がほかの部分に現れる。例えば健康的な食生活を薦めるために野菜や果物をたくさん食べるように助言することは供給増による環境や社会影響、灌漑水の需要増や農場での労働強化などの問題がある。この枠組みはフードシステムの複雑さとその健康、環境、社会、経済との関係について広範な整然とした思考を薦める。
基本原則は
・食料システム全体にわたる影響を考える
・影響の全てのドメインと次元を考える
・システムの動的側面と複雑性を考慮する
・適切な方法を選ぶ
報告書では動物飼料への抗生物質使用、バイオ燃料をガソリンに混ぜること、健康のために魚を食べるよう助言することなどの例を取り上げている。
報告書
A Framework for Assessing Effects of the Food System (2015)
http://www.nap.edu/catalog/18846/a-framework-for-assessing-effects-of-the-food-system
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