食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

80才以下のがん死亡は「2050年までには無くせる」という主張

Behind the headlines
Under-80 cancer deaths 'eliminated by 2050' claim
Wednesday January 14 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/01January/Pages/Under-80-cancer-deaths-eliminated-by-2050-claim.aspx
Independentが「80才以下の全てのがん死亡は2050年までには無くなるだろう」と報道した。これはUniversity College London (UCL)の薬学専門家の書いた論文に含まれる楽観的予想である。これは最もよくあるがんによる死亡が過去20年で約1/3減ったことを指摘する意見である。この減少は喫煙率の減少、早期診断、医療の進歩などによる。しかしながらさらにがんによる死亡を減らすにはさらなる進歩が必要だと主張している。特にがんとの戦いに勝つには、重大な病の兆候である軽い症状を報告することを阻害する医療文化を変えられるかどうかによる、と言っている。確かに喫煙者の減少などある種の傾向は改善しているが肥満関連のがんの数は多い。我々の助言は、無頓着にならないように、である。がんの治療法が近い将来実現する可能性は低い。従って禁煙や運動、健康的食生活などの中心的がん予防助言は変わらない。