食品安全情報blog過去記事

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FDAは初めて肥満治療装置を認可

FDA approves first-of-kind device to treat obesity
January 14, 2015
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm430223.htm
FDAは空腹感と満腹感をコントロールする脳と胃の神経経路を標的にしたMaestro Rechargeable Systemを認可した。18才以上で減量プログラムにより減量できないBMI35-45までの、少なくとも一つの糖尿病などの肥満関連病態のある人の治療用に認可された。Maestro Rechargeable Systemは充電可能な電気信号発生装置で、電極は外科的に腹部に埋植される。腹部の迷走神経に間欠的な電気信号を送ることで作用する。電気信号が脳と胃の間の神経活動を阻害することはわかっているがこの装置による減量のメカニズムはわからない。BMI 35以上の233人の患者を含む臨床試験で評価された。当初のエンドポイントである対照群より10%以上の減量は達成できなかったが(対照群より8.5%)FDAの助言委員会が18ヶ月のデータで持続的減量が確認されこの装置のメリットがリスクを上回ると判断された。