食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

ANSESはグアドループ島、マルティニーク島、レユニオン島での家庭用殺虫剤使用に関するPesti’home研究を開始する

ANSES launches its Pesti’home study of domestic pesticide use in Guadeloupe, Martinique and Réunion Island
29/01/2015
https://www.anses.fr/en/content/anses-launches-its-pesti%E2%80%99home-study-domestic-pesticide-use-guadeloupe-martinique-and-r%C3%A9union
2015年2月6日、フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、フランス残留農薬観測所(ORP)がグアドループ島、マルティニーク島レユニオン島で行う農薬研究を開始する。国全体にわたるこの研究の目的は、家の中や周りで害虫を除去する製品の家庭での利用の理解を深めることである。これはこのテーマの初の研究で、その結果はフランス人の農薬暴露評価にいっそう役立つだろう。

なぜPesti’home研究をするのか?
Pesti’home研究の目的は、グアドループ島、マルティニーク島レユニオン島とフランス本土の住民が家庭内や家の周り(中庭、テラス、家の前、庭、菜園など)の害虫を除去する製品をどのように使用しているか理解を深めることである。ペットのダニ、ノミなどの治療に使われる製品も該当する。これらの製品は全て、農薬、殺生物剤、動物用医薬品に関する規制に含まれている。
この研究はEcophyto計画の一部として自然環境省、健康省、農業省の資金提供を受ける。ヒトの農薬暴露を減らすための公衆衛生上の優先項目を明確にするのに役立つだろう。この研究は2013年6月に発表された農薬と健康の影響に関するINSERM共同専門評価の助言の1つに対応している。

Pesti'home研究に参加する人とその方法は?
Pesti’home研究は各県の10の地方自治体で行われる予定である。これらの地方自治体のこの研究に参加する家庭は無作為に選ばれ、2月6日に開始して2カ月間続く。全部で600家庭が参加する予定である。
1月30日から始まって、もしもあなたの家が選ばれたら、この科学的研究への参加を招待するANSESからの手紙を受け取る。それからこの研究の詳細を説明するANSESの委託を受けた会社、LH2 DOMの調査員の連絡を受ける。
参加に同意すると、調査員による家庭で使用している製品の特定に協力し、どのように使用しているかを説明する。この研究への参加は任意で、集められた全てのデータは極秘扱いである。多くの家庭に参加してもらうと研究がより信頼性が高くなるため、あなたの回答は我々にとって大変重要である。