食品安全情報blog過去記事

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ワクチン関連ニュース

が目についたので

Vaccine refusers accounted for a quarter of the worst measles outbreaks in NSW
Jane Hansen February 15, 2015
http://www.dailytelegraph.com.au/news/nsw/vaccine-refusers-accounted-for-a-quarter-of-the-worst-measles-outbreaks-in-nsw/story-fni0cx12-1227220321121
解析の結果、過去10年で最悪のNSWのはしかアウトブレイク(2012年のシドニーでの128人)のうち3/4はワクチン未接種で、ワクチンを接種していない人のうち1/4はワクチン拒否者であった。Western Pacific Surveillance Response Journal 2015に発表
感染が多かったのはワクチンを接種する前だった1才未満で、5例中1例は病院の待合室で感染している。
49例が入院し、7人が合併症を併発(細気管支炎と肺炎)し妊婦1例は流産している。

こっちはカナダ

  • 「ワクチン義務」について語る時期だ、とSFUの教授が示唆

It's time to talk about 'compulsory vaccinations,' SFU prof suggests
By Randy Shore, Vancouver Sun February 15, 2015
http://www.vancouversun.com/time+talk+about+compulsory+vaccinations+prof+suggests/10816381/story.html
命を守るためにはワクチンを接種しない場合学校と病院に来ることを禁止すべきと主張

  • TORONTO SUNの社説 ワクチン反対者は恥ずべき

Shaming the anti-vaxxers
QMI Agency
February 15, 2015
http://www.torontosun.com/2015/02/15/shaming-the-anti-vaxxers
Jennifer Whiteはものすごく怒っている。当然だ。先週、生まれたばかりのGriffinが病院の待合室ではしか患者と接触した疑いがあるため自宅で隔離するよう電話を受け取ったのだ。新生児にとってはしかはおそろしい病気で、待つことのストレスは非常な苦痛だ。しかもWhiteは数年前に小さい娘を亡くしている。だからWhiteがfacebookにワクチン反対派に対する激しい言葉を書くのは理解できる。
子どもたちを守るために、間違った選択をする人たちを非難(Shaming and calling out)しよう
(小さい赤ちゃんのいる小児科の待合室にくるのは犯罪だよねぇ)

  • カナダの新聞がワクチンの記事を撤回

Canadian newspaper backtracks over vaccine story
Newstalk ZB staff, World Monday, 16 February 2015
http://www.newstalkzb.co.nz/news/world/canadian-newspaper-backtracks-over-vaccine-story/
Gardasilで健康被害にあったという記事を報道したカナダの新聞Toronto Starがその記事は科学的根拠がなく間違っていたとして取り下げた。
カナダの法律と免疫学の専門家65人が署名した文書で、この誤解を招く記事は、ワクチンと自閉症の関連を巡る間違った科学同様、重大な帰結となると伝えていた。

(タイトルを書き換えて追記をしたようだ
Families seek more transparency on HPV vaccine
http://www.thestar.com/news/canada/2015/02/05/families-seek-more-transparency-on-hpv-vaccine.html

他紙がその不手際を報道
How a major newspaper bungled a vaccine story, then smeared its critics
http://www.latimes.com/business/hiltzik/la-fi-mh-how-a-major-newspaper-20150213-column.html#page=1
Toronto Starは2月5日に「素晴らしい薬のダークサイド」と題する記事で、ある家族が病気になったという逸話を報道した。さらに悪いことに、この記事に対する専門家からの批判に、2月11日に最終的に間違いを認めるまで、批判者を中傷し屈辱的な答えをしていた。このわずか一週間ほどの出来事は、何年にも渡ってカナダの公衆衛生に悪影響を与え続けるだろう。Toronto Starが妥当性を検証されていない話を重大なワクチンの副作用だと主張して報道したことは2013年にテレビで自分はGardasil の犠牲者だと主張したKatie Couricの事例と類似する。このような恐怖を煽る報道の結果は現実的な病気と死亡として測定される。MMRワクチンのように。
(日本のHPVワクチンを巡る状況とえらい違い)