食品安全情報blog過去記事

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論文

  • 粉末対クラック:NYUの研究はコカイン使用の逮捕リスクに格差を同定

Powder vs. crack: NYU study identifies arrest risk disparity for cocaine use
20-Feb-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-02/nyu-pvc021915.php
社会経済的に不利な立場にある成人は粉末コカインよりクラックを使いやすく、その結果逮捕されやすい
米国ではクラックと粉末のコカインの所持による量刑に差がある(18:1)。クラック使用者は逮捕されやすい。真に関連があるのは人種ではなく圧倒的に貧しいことである。

  • マンモグラフィースクリーニング:患者向けの情報パンフレットはスクリーニングを受ける意思に影響しない

Mammography screening: Patient information leaflets do not affect willingness to participate
20-Feb-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-02/dai-ms022015.php
ドイツでは50-69才の女性にパンフレット入りマンモグラフィー検査の勧めが送られる。Deutsches Ärzteblatt International (Dtsch Arztbl Int 2015; 112: 61-8)に発表された論文によるとパンフレットそのものは女性の検査を受ける意思にほとんど影響せず、受けるかどうかを決めるのに最も重要な要因は通常、医師の個人的薦めであった。

  • 母乳やその他の要因が人生初期の免疫系を形作るのに役立つ

Breastfeeding, other factors help shape immune system early in life
21-Feb-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-02/hfhs-bof021715.php
Henry Ford病院によるWayne郡健康・環境・アレルギー・喘息縦断研究 (WHEALS)の結果をヒューストンで開催中の米アレルギー・喘息・免疫学会で発表。赤ちゃんの腸のマイクロバイオームは母親の人種・生まれた時の妊娠月齢・周産期のタバコの煙への暴露・帝王切開か経膣分娩か、家にペットがいるか、で変わる