食品安全情報blog過去記事

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誤解のために子どもの命を救うダニ媒介疾患治療が避けられている

Misperceptions Keep Kids from Getting Lifesaving Treatment for Tickborne Diseases
Tuesday, March 17, 2015
http://www.cdc.gov/media/releases/2015/p0317-tickborne-diseases.html
子どもは成人よりロッキー山発疹熱(RMSF)のようなダニ媒介疾患で死亡する可能性が5倍高い。医師は最も効果的な治療薬であるドキシサイクリンの処方を、この医薬品の警告表示に「8才以下の子どもの歯に斑点ができる可能性がある」ためにしばしば避けている。The Journal of Pediatricsに発表された新しい研究によると、患者にとってこの警告は害の方が大きいかもしれない。CDCによると短期のドキシサイクリン処方で歯が染まったりエナメルが弱くなったりすることはない。
1970年以降、全てのテトラサイクリン系抗生物質にこの警告表示がなされている。
CDCはRMSF疑いがある場合にはできるだけ早くドキシサイクリン治療を始めることを薦めている。