食品安全情報blog過去記事

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消費者向け情報

「ラテックスフリー」に騙されないで
Don't be Misled by "Latex Free" Claims
03/24/2015
http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm342641.htm
もしあなたが天然ゴムのラテックスにアレルギーがあるなら、FDAから良い知らせがある。将来医療機器などのようなものにこのアレルゲンが含まれないことについての間違った情報を与えられることが減るかもしれない。偽りの保証を避けるために、FDAは製造業者に「ラテックスフリー」や「ラテックスを含まないという表示を使うことを止めるよう薦めている。この助言の理由は、アレルギー反応の遠因となる天然ゴムのラテックスタンパク質を含まないことを証明できる検査法がないからである。証明する検査法がないのに「ラテックスフリー」と主張することは科学的に不正確で誤解を招く可能性がある。
2014年12月2日に発効されたFDAのガイダンスでは製品に天然ゴムラテックスを使用していないことを示したい場合には「天然ゴムラテックスでは作っていない」と表示するよう薦めている。
天然ゴムラテックスはブラジルゴムの木の樹液などの植物から作られていて多くの製品に使用されている。絆創膏、コンドーム、医療用手袋、カテーテル、衛生ナプキン、松葉杖、血圧測定時のカフなど。暴露により天然ラテックスタンパク質への過敏症になることがあり、皮膚が赤くなったり蕁麻疹、かゆみ、呼吸困難、時にショックや死亡もあり得る。
医療従事者はラテックス手袋の使用機会が多いのでリスクが高い。