食品安全情報blog過去記事

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EUのグリホサート認可プロセスへのBfRの寄与は終わった

BfR-contribution to the EU-approval process of glyphosate is finalized
2 April 2015
http://www.bfr.bund.de/cm/349/bfr-contribution-to-the-eu-approval-process-of-glyphosate-is-finalised.pdf
BfREU認可プロセスの中でIARCの報告を検討することを薦める
2015年2月にBfRの作成したグリホサートの改訂健康リスク評価書がEFSAの専門委員会で議論された。それから報告書をBfRが再び修正した。この改訂は一部の事実関係を明確にするための追加の修正と評価表の追加などからなる。2015年4月1日にBfRはこの改訂版と補遺をEFSAに提出するために消費者保護食品安全局(BVL)に送付した。これをもってEUの認可プロセスにおけるBfRの貢献は終わりとなった。
従ってBfRはこの問題について今後EFSAの下で行われる評価にはさらなるコメントを出すなどして介入することはない。これ以降ドイツはEUの手順に従って行われる評価の最終化において、他のEU加盟国と同等の関与をする。
またBfRは改訂した評価報告書と一緒に、グリホサートの発がん性についてのIARCによる評価の予備的評価も提出した。
BfRの意見では、グリホサートの評価報告書作成者としてのBfRがIARCモノグラフにコメントするのは不適当だろう。そうではなく、これには全てのEU加盟国が関与すべきである。BfRはEFSAまたは欧州委員会が近い将来IARCモノグラフの詳細リスク評価を行うことを薦める。
BfRの意見では、IARCモノグラフ完全版が入手可能になったらすぐ、EFSAの指示の下で欧州の専門家委員会により検討されるべきで、その結果は有効成分の全EU改訂評価に組み入れるべきである。さらに、グリホサートの法的分類の最終的な当局である欧州化学機関(ECHA)が議論のごく初期に関与すべきである。
BfR欧州委員会がグリホサートを今後も認可する決定をする前に、グリホサートの評価に関与する全てのものが、EFSAやECHAはもちろんWHOの各委員会、IARC、JMPRが、この議論の余地のある問題について矛盾の解決のために議論すべきであることを強く薦める。
(IARCへの宣戦布告とも読める。普通モノグラフ作成のために集められた専門家って会合が終われば解放されるんだがこれだと相当引きずる。あっさりごめんなさいしたほうがダメージは小さそうだがどうなるだろう)