食品安全情報blog過去記事

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食事交換研究は西洋スタイルの食事の腸への影響を強調する

Behind the headlines
Diet swap study highlights bowel effects of western-style diet
Wednesday April 29 2015
http://www.nhs.uk/news/2015/04April/Pages/Diet-swap-study-highlights-bowel-effects-of-Western-style-diets.aspx
BBCニュースが「食事交換研究でジャンクフードの腸への有害影響が明らかになった」と報道した。20人のアメリカ人ボランティアにアフリカンスタイルの食事(繊維が多く脂肪が少ない)を、20人のアフリカ人にはアメリカンスタイルの食事(繊維が少なく脂肪が多い)を2週間食べてもらった。その結果微生物や炎症レベルなどの変化が見られた。アフリカンスタイルの食事は長期では大腸がんリスクを下げることに寄与する可能性のある変化が示唆された。しかしこれは極めて短期の研究で大腸がんリスクの変化につながるかどうかはわからない。
保健省は1日に90g以上の赤身肉や加工肉(調理後の重さ)を食べる人々に対して、大腸がんリスクを下げるため70gまでに減らすよう助言している。