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農薬とミツバチ:データ要請

Pesticides and bees: call for data
22 May 2015
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/150522.htm
EFSAは国家機関、研究所、企業及び関係者に種子処理や顆粒として使用されている3つのネオニコチノイド農薬がミツバチに引き起こすリスクの評価に関する新情報を提出するよう求めている。
このデータ要請は、クロチアニジン、チアメトキサム、イミダクロプリドの使用を制限する2013年5月の欧州委員会の決定に従っている。たとえば、種子や土壌の処理や開花前散布としての使用はミツバチをひきつける農作物や冬穀物以外の穀物に禁止されている。欧州委員会は当時、2年以内に新科学情報のレビューを始めると述べた。このデータ要請はこの過程の第一段階である。
関係者は種子処理と顆粒として使用する際のミツバチ―ミツバチ、マルハナバチ、単生のハチ―に関する3物質の効果、暴露、リスクに関する情報を提出するよう要請された。
・文献データ、灰色文献、他の関連研究活動によるデータを含む;
・急性の実験室での研究、慢性毒性研究、残留物データ、野外研究などの研究報告;
・国家評価と監視データ
全情報を2015年9月30日までに提出しなければならない。欧州委員会からの個々の指令を受け、EFSAはその後その物質をレビューし、改訂リスク評価に関する結論を出す予定である。
EFSAは現在、クロチアニジン、チアメトキサム、イミダクロプリドの葉への使用によるミツバチへのリスクも評価している。EFSAは7月末までに結論を最終化する予定である。
EUで種子処理と顆粒として使用されている3つのネオニコチノイド農薬、クロチアニジン、イミダクロプリド、チアメトキサムの使用によるミツバチへのリスクに関する新しい科学情報の要請
http://www.efsa.europa.eu/en/data/call/150522.htm