食品安全情報blog過去記事

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命令 Section 22でカバーされるリスク/安全性評価のされていないNestle インドの「Tastemaker(粉末スープのことかな?)入りマギーインスタント麺」とその他食品について

Order
Subject: M/S Nestle India Limited’s“Maggi Instant Noodles with Tastemaker” and any other food products covered under Section 22 which have not been examined for risk/safety assessment–regarding.
Dated,the 5th June, 2015
http://www.fssai.gov.in/Portals/0/Pdf/Order_Nestle.pdf
ウタール・パラデシュ州の食品安全委員会に準じて各州の食品安全委員会は上記製品の検体を採取して同じ試験を認証検査機関で行うようにFSSAIは助言した。
問題となる違反項目は
(a)最大許容量2.5ppmを超える鉛
(b)包装の「MSG無添加」という誤解を招く表示
(c)リスク評価と製品の認可無しに標準的でない食品を販売したこと
FSSAIは2015年6月4日に企業の代表者の意見を聞いた。企業側の意見としては、
(a)については
製品は麺とスープからなり、それぞれ検査されているが最終的に食べる形態で試験されるべき、CFL Kolkataの検査では併せたものを調べているが検査前に相当な時間放置されていたこと
(b)については規制が明確ではなく一般的な慣行に従ったまでであるが誤解を招くので今後「無添加」は使わない
(c)については裁判所から認められている、など


CFL Kolkataの検査では17.2ppmの鉛が検出されたとされ、デリーのGNCTからは13検体中10検体が2.5ppmを超過したと報告されている。昨晩までに受け取った29検体中15検体で基準を超えているのでこの製品が安全でないという根拠は十分だと判断。
「MSG無添加」については、天然にMSGを含む食品に「MSGを含まない」「MSG無添加」と表示することはできない、というFDAの文書を根拠に違反だと判断している
グルタミン酸を含まない食品とは?水とか?)