- こどもの技術への暴露についての政策は混乱している
Policies on children's tech exposure confusing
6-Jul-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/mu-poc070615.php
34ヶ国の政策をレビューして、子どものラジオ周波数電磁場(RF-EMF)への暴露に関する助言が違うことを発見した。
オーストラリアの政策は熱によるショックや火傷などの急性影響を考慮したものであるがオーストラリア放射線防護原子力安全機関は子どもの暴露を制限するよう示唆している。
ロシアと中国は長期影響も考慮した助言をしている。一部の国では予防的アプローチを採用してさらに低い最大暴露量を設定している。
欧州議会や欧州環境庁などは18才以下にはスピーカーホン、有線、電話ではなくメールなどを使って身体から離して使うことを薦めている。いくつかの国では学校や就学前施設にはWiFi/WLANではなく有線を薦めている。
著者のMonash 大学Redmayne博士は、広範な政策が保護者や教育施設を混乱させている、という。Redmayne博士は機器は身体から最低20cm離すこと、使うときはオフラインでそれからフライトモードにして、夜はWifiを切って寝室には機器を持ち込まないことを薦める。Electromagnetic Biology and Medicine。
（なにひとつできそうにない）
- ASUの研究者らがヒトが1兆の臭いをかぎ分けることができるという主張に異議を唱える
ASU researcher disputes claim that humans can distinguish 1 trillion odors
7-Jul-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/asu-ard062915.php
2014年にScienceに発表された研究が既に神経科学の教科書に載っているが、アリゾナ州立大学生命科学部のRick Gerkin准研究教授らがそれに同意できないという論文をeLifeに発表した。2014年の論文は、小さな差からどんな結果でも出せる脆い数学的枠組みをもとにしていて、臭い知覚に関して検査されていない推定に依存している。同じデータで別の統計解析をするとかぎ分けられるのは5000のみになる。
（香料会社のヒトの方がよく知ってるんじゃないか。）
- 糖尿病と心疾患の組み合わせが寿命を相当減らす
Combination of diabetes and heart disease substantially reduces life expectancy
7-Jul-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/uoc-cod070615.php
「ビッグデータ」の力を利用した新しい研究が、糖尿病と心疾患の両方の既往がある人の寿命は片方のみの人より相当短い、と結論した。JAMAに発表されたケンブリッジ大学による約120万人の集団コホートのフォローアップ期間の135000以上の死亡を解析した研究。60才の時点で、男性で糖尿病・脳卒中・心筋梗塞のどれか二つを持っている場合平均12年寿命が短く、3つだと14年短い。女性はそれぞれ13年と16年。40才の場合は男性で3つを持っている場合平均23年短く女性は20年短い。
