食品安全情報blog過去記事

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遺伝子組み換え食品と飼料規制についてのポイント−欧州連合理事会−農業水産業

Speaking points on Regulation on Genetically Modified food and feed - Council of the EU - Agriculture and Fisheries
Statement - 13 July 2015
http://ec.europa.eu/commission/2014-2019/andriukaitis/announcements/speaking-points-regulation-genetically-modified-food-and-feed-council-eu-agriculture-and-fisheries_en
健康食品安全コミッショナーVytenis AndriukaitisのGM規制改訂提案に関するスピーチ
新たな遺伝子組換え食品規制案について
(一部抜粋)
この提案は以下のジレンマの文脈で検討されるべきである:一方でEU市民は多くの国でGM食品について懐疑的である。一方EUの畜産業者は蛋白源となる穀物の輸入に大きく依存し、そのほとんどが遺伝子組換え大豆である。
いくつかの基本事項を再確認しよう。
最初にEUの認可システムはしっかりした科学に基づく。GMOは健康や環境への安全性がEFSAにより評価された場合にのみ市場に入れる。我々は科学的基準と根拠に基づいた決定を尊敬する。
二つ目に、委員会は民主的に認可を採択する。そのためGMOの認可の前に加盟国に相談する:最初は委員会に、委員会で明確な意見が無かった場合は上訴委員会に。このようにして加盟国には見解を表明する機会が2回ある。しかしこの規制が発効して以来、加盟国は賛成にも反対にも過半数になることが無く67のGM食品や飼料に「意見無し」としてきた。
現状は少なく言っても矛盾していて、EU全域で認可されたGMOGMO反対の国でも既に広く使用されているのに、それらの国が認可を批判している。この事態はEUやその機関への不信を生む。
全ての人が完全で適切な責任を果たすときが来た。