食品安全情報blog過去記事

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ウォーターティッシュ、洗浄剤などの原料成分の危害の恐れはない 

食品危害評価課 2015-07-09 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=3&seq=28193&cmd=v
食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は市中で販売されているウェットティッシュ及び合成洗剤、漂白剤、柔軟剤など洗浄剤に使われる28成分のリスク評価を実施した結果、人体に害を与えないという結果になったと発表した。
今回リスク評価は‘11年に発生した加湿器殺菌剤事故以後、日常に使われる製品に対する安全性を検証するための国務総理室による’生活化学用品安全管理総合計画‘の一環で’12年から‘14年まで実施した。
評価対象28成分はこれら製品に共通に使われていたり使用頻度が高い成分など15を選別後アレルギーなどを誘発する13を追加した。(添付1及び2)
評価方法は28成分の含有量をそれぞれ分析し、国内消費者が使う回数と1回使用量などは3,000人にオンライン調査して成分ごとに最大暴露量に対してリスク評価した。リスク評価基準量は動物実験の最大無毒性量で決め、暴露量量が基準量の1/100以下の水準なら安全であると判断される。
ウェットティッシュ (今年7月から化粧品に管理される)の場合、市中で販売される製品の120個を無作為収去して調査したところ28対象成分中で20が含まれていたがリスク評価の結果、20成分皆安全な水準であった。
ウェットティッシュ成分の約97%は水分(水)で残り3%程度には保存料、界面活性剤などが微量含まれていた。 エタノールが54製品に含まれていて使用頻度が一番高く次いでアルコール類などの順序であった(添付3)。
ウェットティッシュは乳児から大人まで多様な年齢層が使うので、リスク評価を3歳以下と大人で分けて実施した。 3歳以下の場合一日に8回、大人は2回使われた。
合成洗剤、漂白剤、柔軟剤など洗浄剤も市中で販売される製品160個を収去して同様に評価した。 28評価対象成分中で21が含有されていた
リスク評価の結果、159製品は21成分の暴露量が基準量の1/100より少なくて安全であった。