食品安全情報blog過去記事

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論文等

  • 大規模欧州マウス研究が病気における遺伝子の役割を明らかにする

Major European mouse study reveals the role of genes in disease
28-Jul-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/hzm--mem072815.php
マウスの320の遺伝子の機能を探る欧州マウス疾患クリニック(EUMODIC)プロジェクト。 Nature Geneticsに発表。この研究ではどれか一つの遺伝子を除いたマウスの系統を作り、それぞれのマウスの性質を調べる。例えばある遺伝子を欠いたマウスは耳が聞こえない場合はその遺伝子は聴覚に寄与する可能性がある。EUMODICは全てのマウス遺伝子の機能のデータベースを作ることに向けた最初のステップである。

  • ドクターグーグル:年齢やその他の因子がいかにオンライン健康情報検索に影響するか

Doctor Google: How age and other factors influence online health information searches
28-Jul-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/hfae-dgh072815.php
Journal of Cognitive Engineering and Decision Makingに発表された18-85才の60人の認知機能とインターネット使用についての調査。高齢者は若い人より時間がかかるものの検索効率は良く若い人と同じ正確さだった。

  • コーヒー摂取習慣は軽い認知機能障害に影響する

Coffee consumption habits impact the risk of mild cognitive impairment
28-Jul-2015
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2015-07/ip-cch072815.php
Journal of Alzheimer's Diseaseに発表された、イタリア加齢縦断研究(ILSA)の65-84才の5632人中1445人を評価した研究。認知機能が正常の高齢者が、1日のコーヒー摂取量を1カップ以上増やすと、1日1杯以上減らした人たちに比べて軽度認知機能障害(MCI)のリスクが2倍、習慣を変えなかった人たちに比べて1.5倍。さらに1日1-2杯のコーヒーを飲む習慣のある人は全くあるいは滅多に飲まない人よりMCIは少なかった。2杯以上飲む人と全くあるいは滅多に飲まない人の間に有意差はない。
(メカニズムの考察をしているがそこまで言えないだろう)