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FTCスタッフコメント:FDAは現在のホメオパシー製品規制枠組みを再評価すべき

FTC Staff Comment: FDA Should Reevaluate Its Current Regulatory Framework for Homeopathic Products
August 21, 2015
https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2015/08/ftc-staff-comment-fda-should-reevaluate-its-current-regulatory
9月21日のFTCのホメオパシー医薬品の広告についてのワークショップに先立つコメント
FTCのスタッフはFDAに現在のホメオパシー製品規制枠組みを再考するよう薦めている、なぜならばそれがFTCの宣伝の根拠立証に関する基本原則に矛盾し消費者に害をなし宣伝者には混乱をもたらすように思われるからである。
FDAに提出した意見で、FTCのスタッフはFDAホメオパシー製品規制枠組みを改訂または撤回すべきと述べている。この意見はFDAが2015年4月に求めた意見募集に対応したものである。
FDAが1988年法令遵守ガイドで設定したホメオパシー製品規制枠組みでは、ホメオパシー医薬品は、表示など一定の条件を満たせば薬局で販売される前にFDAによる安全性と有効性の認可を必要としない。さらに使用方法に科学的根拠を要求しない。
FTCが長く実践してきた健康強調表示広告の立証の基本方針に鑑みるとFDAのこの枠組みは消費者に害をなし宣伝者には混乱をもたらす。
一部の宣伝業者はFDAの高齢遵守ガイドに従っていればFTCの広告基準には従わなくていいと間違って信じている。FDAの現在の枠組みにより、一部の企業がOTC医薬品やダイエタリーサプリメントに「ホメオパシー」と表示するだけで規制逃れできる。
またFTCの委託した研究でほとんど消費者はホメオパシーが何であるか、どういう規制なのかについて理解していないことが示唆された。
FTCは2015年9月21日にワシントンでホメオパシー医薬品の宣伝についてのワークショップを開催する