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食品医薬品安全処、食品の有害物質の基準・規格の全面再評価実施

食品基準課/畜産物基準課/添加物基準課 2015-08-21
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=1&seq=28632&cmd=v
食品医薬品安全処は技術発達、気候変動、食生活多様化など社会的環境変化を反映した現実にふさわしい食品安全管理基準を合理的に運営するために‘食品等の基準及び規格管理基本計画’を用意して食品中の非意図的有害汚染物質・残留農薬食品添加物などの基準・規格を全面再評価すると発表した。
○ 今回の再評価は安全な食品への国民の期待水準が高くなった時代に、食品の科学的安全を担保に環境変化に能動的に対処するためで5年ごとに定期的に進行される。
2015年から2019年までの再評価は「食品衛生法」第7条の4新設により樹立された第1次‘食品等の基準及び規格管理基本計画’によって実施される。
□今回再評価の主要内容は▲非意図的有害汚染物質の基準・規格再評価▲残留農薬許容基準再評価▲食品添加物の基準・規格再評価▲器具及び容器・包装の基準・規格再評価▲食品等の基準・規格管理先進化などである。<非意図的有害汚染物質の基準・規格再評価>
○非意図的有害汚染物質19種(162品目)に対して有害物質汚染度と国民の食品摂取量を総合して人体総露出量を算出しリスク水準などを考慮して基準・規格を5年ごとに定期的に再評価する。
’15年には重金属6種(96品目)、’16年にはかび毒8種(46品目)、’17年には有機汚染物質2種(8品目)、’18年~‘19年には製造過程で生成される汚染物質3種(12品目)に対する基準・規格再評価を段階的に実施する。
○ 再評価推進のために今年から国民が多く取る食品と汚染懸念が高い食品を対象に16ヶ市・道とともに食品中で非意図的汚染物質19種の汚染度を調査中である。
また家庭で食品を料理する過程で発生する有害物質の変化も反映されるように韓国型食生活安全調査(トータルダイエットスタディ)も推進する予定である。<残留農薬許容基準再評価>
外国の基準を準用して残留許容基準が定められた農薬202種に対して毎年40種ずつ5年(‘19年にだけ42種)にわたって農薬使用方法、農作物栽培方式、食習慣などを反映して残留許容基準を再評価する。<食品添加物の基準・規格再評価>
食品添加物として管理されている605品目中で重点管理が必要な保存料など93品目に対して使用実態、国内外安全性評価結果などを検討して基準・規格を再評価する。
○’15年には漂白剤6品目、’16年には甘味料など20品目、‘17年には乳化剤など21品目、’18年には酸度調節剤など21品目、’19年には着色料など25品目に対する基準・規格再評価を段階的に推進する計画である。 <器具及び容器・包装の基準・規格再評価>
○器具及び容器・包装由来移行物質104項目に対して溶出量モニタリング結果、安全性評価結果、諸外国動向などを考慮して基準・規格を再評価する。
○ ’15年には重金属2項目(鉛、カドミウム)、’16年には加工補助剤33項目(フタル酸類など)、’17年には未反応原料物質29項目(塩化ビニルなど)、’18年には反応生成物23項目(アセトアルデヒドなど)、’19年には汚染物質17項目(蛍光漂白剤など)に対する基準・規格再評価を段階的に推進する計画である。 <食品等の基準・規格管理先進化>
○微生物検査の代表性と信頼度を高め、国際基準・規格と調和させるために’15年には麺など68食品類型の102微生物規格、‘16年には塩辛など37食品類型の76微生物規格に統計的概念を段階的に拡大する。
○ 海外で使用可能性がある動物用医薬品30種などを含む計85種の動物用医薬品に対して残留許容基準を新設する。
現在は168種の動物用医薬品に対して残留許容基準が設定されている。