食品安全情報blog過去記事

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説明資料(東亜日報「料理する間フライパンで発ガン物質が?」の記事に関連する)

検査実査課/輸入食品政策課 2015-09-03 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=28738
東亜日報が‘15. 9. 3.に報道した「料理するときフライパンから発がん物質が?」に対して次のように説明する。
食品医薬品安全処は器具・容器などから食品に移行する可能性のある物質に対する基準・規格を決めて安全な器具・容器だけが使われるようにしている。
報道された過フッ素化化合物であるPFOAはIARCなどで発がん物質とは評価していないし、世界的に食品用器具のPFOA基準・規格を設定した国家はない。
研究機関である独連邦リスク評価研究所(BfR)だけ勧告基準として30ppb以下を提案しているが、ドイツ政府も基準を設定していない。
○また、我が国で流通するフライパンなどフッ素樹脂コーティングキッチン器具からのPFOA検出水準は不検出〜1.6ppb(平均0.034ppb)と低く、安全性評価の結果食品用器具から移行する量は一日摂取耐用量(TDI)*の0.003%で安全だった。
(くっつかないフライパンがどうこうという話は何度も出ては否定されている。しかし「発がん性」は根拠がないので適当に言ってるだけだろう。メディアが嘘を言っても良いと思っている限りなくならない)