食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

FVO査察報告

  • マルタ―TRACESシステムの使用評価

MT Malta - evaluate the use of the TRACES system
16/09/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3496
2014年11月25日〜12月5日までマルタで実施されたTRACES (Trade Control and Expert System)の使用評価に関する査察。手順と仕組みは適切だが制度上の問題が正しい利用を阻害している。公的管理は適切に行われず記録されていない。

  • ベルギー―生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質のコントロールの評価

BE Belgium - evaluate the control of residues and contaminants in live animals and animal products including controls on veterinary medicinal products
16/09/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3495
2015年2月10〜19日にベルギーで実施された生きた動物及び動物製品の、動物用医薬品を含む残留物質及び汚染物質の監視評価。この査察では法律および行政上の方法に焦点を当て、前回の査察に応える是正処置の実行にも注意が向けられた。概してベルギーの残留物管理システムはEU規則に従って効果的に実行されているが、農場での医薬品処理の記録をつけることと、最近牛に導入されたフードチェーン情報のデザインに欠点がありそれほど効果がなくなっている。

UA Ukraine - cereal seed and their equivalence with European Union requirements
16/09/2015
http://ec.europa.eu/food/fvo/audit_reports/details.cfm?rep_id=3499
2015年5月26日〜6月4日までウクライナで実施された。査察の目的は、種子の生産管理と認可の国家法及び国際標準の実施についての当局の仕事ぶりを評価し、穀物の種子生産作物の安全性についての現地検査がEUの要求にかなっているか、穀物の種子生産がEUで生産されるものと同等かどうかを評価することである。GMOの存在検査も実施されている。種子生産作物の現地検査と種子の事前、事後認可管理は経済協力開発機構(OECD)の標準とEUの要求に従って適切に実施されている。種子検査のサンプリングは国際種子検査協会(ISTA)の規則により適切に実施されている。概してウクライナの種子認可を行う責任のある国家当局は適切に運営している。些細な欠点があるものの、EUで生産される種子と同等であると考えられる。