食品安全情報blog過去記事

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検査でクレヨンのアスベストが明らかに

SMC NZ
Testing reveals asbestos in crayons
September 18th, 2015.
http://www.sciencemediacentre.co.nz/2015/09/18/testing-reveals-asbestos-in-crayons/
ニュージーランドで販売されているクレヨンの中には微量のアスベストが含まれるものがあることが保健省の無作為検査でわかった
保健省が市場から無作為に抽出した21クレヨンのうち3つに微量のアスベストを確認した。消費者へのリスクは低いと考えられる。オーストラリアで同様の検査が行われてアスベストが検出されたことを受けて、ニュージーランドでも調べたもの。クレヨンの痕跡程度のアスベストはロウに固定されているため消費者の安全上のリスクとはならない。
米国政府が2000年に行った検査ではアスベストの存在はクレヨンの結合材としてタルクを使うことに関連することが示唆されている。タルクとアスベストは組成が似ていて天然に同じ場所にあるため自然に交叉汚染がおこる。米国の報告ではクレヨンのアスベストによるリスクは「極めて低い」が製造業者には念のため組成を見直すことを求めた。
ニュージーランドアスベストが検出されたクレヨンの写真。