食品安全情報blog過去記事

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その他

  • オーガニック食品:それは本当に無農薬なのか?

Organic foods: Are they actually pesticide-free?
Emiliano Tatar, M.D. Posted: Thursday, October 15, 2015
http://mobile.philly.com/blogs/?wss=/philly/blogs/healthy_kids/&id=332677121&
編集注記:これはオーガニック産物についてのシリーズの最初のものである
とりあえずこの記事は残留農薬について。有機認証のある野菜や果物のほうが健康に良いという根拠はない

Lamar Odom: A Cautionary Tale For Herbal Viagra
October 16, 2015 by Josh Bloom
http://acsh.org/2015/10/lamar-odom-a-cautionary-tale-for-herbal-viagra/
もとNBAプレイヤーLamar Odomがネバダ州の売春宿で意識不明で発見され、オーナーは彼が「ハーブバイアグラ」を大量に摂取したと言う。原因は不明だがこの話はアメリカ人に対して、大々的に宣伝され販売されているこの手のダイエタリーサプリメントへの警告となる。
1994 DSHEAのおかげで、ダイエタリーサプリメントには規制がない。病気の治療や予防、あるいは身体機能や構造への影響を表示してはならないという決まりはあるが、「サポート」などのような曖昧な単語を駆使して科学や健康に詳しくない人に治療できるかのような印象を与えることができる。さらに「これはFDAに評価されたものではなく、病気の治療や予防などを意図したものではない」という断り書きを書くだけでいい。
DSHEAは相当な害をもたらした。FDAサプリメントを販売禁止にできるのは死亡を含む問題がおきた後のみであり、製品の内容物はしばしば不明である。サプリメントはしばしばナチュラルだから安全だという神話を使うがそれは全くの虚偽である。
「ハーブバイアグラ」などというものは存在しない。それは効果のないハーブか、あるいはホンモノの医薬品を混ぜた違法なモノである。
Odomが使用したのが何なのかはわからない。バイアグラを過剰使用すると危険な低血圧をもたらすことはわかっている。ハーブかどうかはわからないがOdomは何か危険なものを使ったのだろう。
(Odomは目を覚ましたというニュースが報道されている)

Scienceニュース
Anti-aging therapy enters a new era
Friday, October 16, 2015
http://news.sciencemag.org/sifter/2015/10/anti-aging-therapy-enters-a-new-era
MIT Technology Reviewの報告によるとバイオテクノロジー新興企業のCEO である44才のElizabeth Parrishが、筋量増加やテロメアを長くするなどの根拠が証明されていないいくつかのアンチエイジング遺伝子治療を受けたと主張している。いずれの治療法もFDAに認可されていないがParrishの会社はこれらの治療を開発・宣伝している。詳細は確認されていないがParrishがしたことはありそうなことである。但しその意味についての見解は分かれる。
(この会社
BioViva
http://www.bioviva-science.com/)

  • 昆虫食

Scienceニュース
Buzz food
By Kai Kupferschmidt 15 October 2015
http://news.sciencemag.org/environment/2015/10/buzz-food
科学者は昆虫は将来動物飼料になれる、という。世界の肉や魚への需要が増し、飼料の生産のために土地や水に負荷がかかっている。芋虫やミールワームなどのような昆虫は低い環境負荷で動物が必要とするタンパク質を供給できるし、多くの昆虫は有機廃棄物を餌にできる。EFSAが最近報告書を出したが、昆虫を産業規模で育て始めている企業は多くはない。
Science本誌で記事