食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

FDAは消費者を危険な可能性のあるダイエタリーサプリメントから守るために対応

FDA takes action to protect consumers from potentially dangerous dietary supplements
November 17, 2015
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm473099.htm
政府機関の共同一掃作戦はUSPlabsに対する刑事訴訟発表で終わる
FDAは他の政府機関と協力して行った、1年にわたる安全でないあるいは異物混入されたダイエタリーサプリメントを見つける一掃作戦の結果を発表した。この結果、117の各種製造業者及び/あるいは販売業者に対する民事差し止め命令や刑事訴訟が行われた。このなかにはJack3dや OxyElite Proという名前で販売されたワークアウトサプリメントや減量サプリメントでよく知られたUSPlabs社とその役員への刑事訴訟も含まれる。
この一掃作戦は司法省が率い、国税庁の犯罪捜査部、FDA、FTC、郵政公社の執行機関、国防総省、米国アンチドーピング機構を含む。
テキサス州ダラスのUSPlabsには本日11カウントの告訴が行われ被告人らは連邦保安局に逮捕され/自首した。同時に多数の投資勘定や不動産、多数の贅沢なスポーツカーなどの資産を押収した。
USPlabsは中国から虚偽の分析証明書と虚偽のラベルを用い嘘をついて成分を輸入しそれを製品に入れていた。実際には中国の化学工場で製造した合成興奮剤を使っていたが小売店に対して天然植物抽出物を使っていると言っていた。また被告は一部の製品が肝毒性と関連するという研究を知っていて販売していた。そして2013年にOxyElite Proが肝障害アウトブレイクと関連づけられた際にFDAに販売を中止すると言っていたがその約束にもかかわらず可能な限り速やかにより多くのOxyElite Proを売ろうと不正なあらゆる対策をしていた。
また司法省はニューヨークとニュージャージーのBethel Nutritional Consulting社を告訴した。同社は全国に異物混入・不正商標登録ダイエタリーサプリメント、未承認新規医薬品を販売していた。
FDAは消費者に対しダイエタリーサプリメントと偽って販売されている、表示されていない医薬品成分を含む有害な可能性のある製品に関連するリスクについて警告し続ける。昨年FDAは100以上の表示されていない医薬品成分を含む製品について警告している。これらの多くは性機能増強、減量、ボディービル用に宣伝されている。
FDAは昨年BMPEAとDMBAを含むダイエタリーサプリメントを販売している製造業者に警告文書を送付している。これらは食品成分としての定義を満たさない。またFDAが危険で消費者に対して病気や傷害の相当なあるいは不当なリスクとなると判断した純粋粉末カフェイン製品を販売しているいくつかの企業にも警告した。