食品安全情報blog過去記事

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肥料としてのカルシウムシアナミドの使用によるヒト健康と環境リスクについての意見

Opinion on Potential risks to human health and the environment from the use of calcium cyanamide as fertilizer
16-11-2015
http://ec.europa.eu/dgs/health_food-safety/dyna/enews/enews.cfm?al_id=1643
SCHERが意見を発表し2016年1月10日までパブリックコメントを募集する。
SCHERは現在の使用率ではカルシウムシアナミドのヒト健康と環境への有害影響は排除できないと結論している
ラットの研究のLOAELの1.3 mg カルシウムシアナミド/kg 体重/日を採用して安全係数300を用いた4.3 μg/kg bw/dを暫定AOELとした。最悪ケースで450 kg 50 a.s./ha、通常ケースで225 kg a.s./haの使用では農家や住人にリスクとなる。製造業者により薦められている保護対策は十分な安全性を確保しない。