食品安全情報blog過去記事

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その他

  • 更新:最悪の反科学ウェブサイトトップ10

Updated: Top 10 Worst Anti-Science Web Sites
December 1, 2015 by Brian Dunning
https://skeptoid.com/episodes/4495
10. Heartland.org
9. ChristianAnswers.net
8. Chopra.com
7. FoodBabe.com
6. Disclose.tv
5. DoctorOz.com
4. InfoWars.com
3. Mercola.com
2. History.com
1. NaturalNews.com
ナチュラルニュースは疑いようもなく最悪、と太鼓判。
(日本語サイトもあるようだが更新されていないようだ)

Alternative medicine row doctor is suspended by GMC
26/11/2015
http://www.belfasttelegraph.co.uk/news/northern-ireland/alternative-medicine-row-doctor-is-suspended-by-gmc-34235499.html
代替医療を専門とするBelfastの医師が医学総会議(GMC)により医療行為を禁止される
自閉症ADHDをミラクルミネラル溶液(MMS).で治療してきたFinbar Mageeに医師免許停止。
Magee医師が注目されるようになったのは2011年のPrime Timeテレビドキュメンタリーで放送されてから。アイルランドの女性Fiona O'Learyが、MMSの恐ろしい副作用に苦しむ子ども達の現状を訴え、規制が必要だとJim Humbleらの団体に反対する活動をしている。

  • ヒト遺伝子編集サミットの内側:あるレポーターの記録

ScienceInsider
Inside the summit on human gene editing: A reporter’s notebook
By John Travis 4 December 2015
http://news.sciencemag.org/scientific-community/2015/12/inside-summit-human-gene-editing-reporter-s-notebook
議員の警告。ある母親の胸の痛むアピール。優生学の長い影。哲学的、倫理的ディベート。不確実な科学とまだらな規制。そしてCRISPRでノーベル賞を受賞すると予想されている3人の科学者の発表。NASで行われたヒト遺伝子編集サミットでは全てがディスプレイに映し出された。
(長い記事)

  • 世界土壌デーに科学者は地下の絶滅リスクを警告

On World Soil Day, scientists warn of underground extinction risks
By Virginia Gewin 4 December 2015
http://news.sciencemag.org/environment/2015/12/world-soil-day-scientists-warn-underground-extinction-risks
これまで無視されがちだった地下土壌の生物多様性について。

Can Diet Prevent Dementia?
by Berkeley Wellness | December 04, 2015
http://www.berkeleywellness.com/healthy-mind/memory/article/can-diet-prevent-dementia
話がうますぎるように聞こえるかもしれないが極めて常識的な食事が加齢に伴う認知機能の低下を予防あるいは遅らせるのに役立つことを示唆する最近の研究が2つある。いずれもシカゴのRush大学医学センターの同じ研究グループによるもので、その食事は地中海食とDASH食の組み合わせからなるMINDというものである。特徴は全粒穀物、葉物野菜、ナッツ、豆、ベリー類、鳥肉、魚、オリーブ油、ワインを摂り赤肉や揚げ物あるいはファストフード、バター、スティックマーガリン、チーズ、ペストリーやその他甘いものを減らすというもの。
研究者らが注記しているように、これらは観察試験であり「因果関係を確立するには介入試験が必要である」。介入試験の必要性は最近JAMAに発表された二つの臨床試験で、多くの観察試験でポジティブな知見が得られていたにもかかわらず運動とオメガ3サプリメントが高齢者の認知機能にメリットがないことを発見したことにより明確である。

  • Batterseaビューティースパの顧客が大腸トリートメントで「殺されるところだった」

Battersea beauty spa customers "could have been killed" by colonic treatment
Lucy Dyer / Sunday 6 December 2015
http://www.yourlocalguardian.co.uk/news/local/14125659.Battersea_beauty_spa_customers__could_have_been_killed__by_colonic_treatment/
大腸薫蒸‘colonic fumigation’というトリートメントで一酸化炭素中毒
‘tush’ または ‘dhika’とも呼ばれ、椅子の下に金属容器を設置して炭を燃やす
(またへんな美容法を)

  • 2型糖尿病予防に役立つ可能性のあるコーヒーの化合物が同定された

Coffee Compounds that Could Help Prevent Type 2 Diabetes Identified
By American Chemical Society | December 04, 2015
http://www.labmanager.com/news/2015/12/coffee-compounds-that-could-help-prevent-type-2-diabetes-identified?fw1pk=2#.VmUgQpYVhaQ
Journal of Natural Productsに発表されたラット培養細胞での研究で、カフェストールとカフェ酸がグルコースを添加したときのインスリン分泌を増やした。

ACSのプレスリリース
Coffee compounds that could help prevent type 2 diabetes identified
December 2, 2015
http://www.acs.org/content/acs/en/pressroom/presspacs/2015/acs-presspac-december-2-2015/coffee-and-diabetes.html
(たったこれだけでコーヒーを飲むのが良いことだみたいに言うから信用を無くすんだが)

Ban on sale of raw apricot kernels
Monday, 7 December 2015
http://www.skynews.com.au/news/national/2015/12/07/ban-on-sale-of-raw-apricot-kernels.html
オーストラリアとニュージーランドでは禁止。FSANZが月曜日から食品基準の変更が発効したと発表した。
これまで多数のシアン化物中毒が報告されていて、一部の人たちはがんの予防や治療になると信じていた。そのような効果に信頼できる根拠はない。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20141216#p7

  • Stereosonicダンスパーティでの薬物についての警告がなかったことと団体の公開性に懸念

Concerns raised over lack of warnings given about drugs at Stereosonic dance party and openness of organisers
December 7, 2015
http://www.news.com.au/lifestyle/health/health-problems/concerns-raised-over-lack-of-warnings-given-about-drugs-at-stereosonic-dance-party-and-openness-of-organisers/news-story/90722814883b28f3751f3e00951b3605
一週間以内に二人目の死亡をうけて捜査中

  • エクスタシーに新しいアプローチが必要

A new approach to ecstasy is needed
December 7, 2015 Ross Fitzgerald
http://www.smh.com.au/comment/a-new-approach-to-ecstasy-is-needed-20151207-glh634.html
音楽やダンスイベントでエクスタシーを使用して何人かの若者が死亡した。これらの悲劇がメディアの注目を集めている。ただし毎日15人のオーストラリア人がアルコールにより死亡していることを指摘する必要があるだろう。25才以下のオーストラリア人の死者8人中1人がアルコールが原因である。残念ながら違法薬物はアルコール業界から足を洗うのに役立つ。薬物を使う理由は飲酒や喫煙と同等で、彼らは無意識的に喜びの価値がリスクに値すると考えているのだ。
オーストラリアでは薬物は無くならない。質の高い薬物を認めることで有害影響を減らす方向に変えるべき。

Weekend overdoses trigger fentanyl warning in Delta
By John Colebourn, The Province December 6, 2015
http://www.theprovince.com/news/weekend+overdoses+trigger+fentanyl+warning/11570114/story.html
週末にまた薬物過剰使用が2件あり、デルタ警察は健康警告を出した。コカインにフェンタニルが混じっていて救急搬送された。
バンクーバー地域の薬物使用者ネットワークHugh LampkinによるとDowntown Eastsideで販売されている全てのヘロインにフェンタニルが入っている。薬物使用者は一人で薬物を使用すべきではなく、治療薬のナロキソンを持っているべきである、という。
(薬物をやめろ、にはならないんだろうか)