食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品中のピロリジジンアルカロイド:農業と消費者保護の課題

Pyrrolizidine alkaloids in food: A challenge for agriculture and consumer protection
03.12.2015
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2015/37/pyrrolizidine_alkaloids_in_food__a_challenge_for_agriculture_and_consumer_protection-196007.html
第16回BfR消費者保護フォーラム
州当局により行われた各種研究が食品と飼料の各種検体からピロリジジンアルカロイドを検出していて、一部では高濃度である。発がん性があることから、特に1-2不飽和ピロリジジンアルカロイドは、食品や飼料に含まれるべきではない。このことを背景に第16回BfR消費者保護フォーラムを開催した。ピロリジジンアルカロイドを含む植物は環境や農業中にどこまで存在するか確認する必要がある。これらが食品や飼料に含まれることを避けて最小化する効果的対策を開発することが消費者の健康保護のためには最も重要なゴールになる。
ピロリジジンアルカロイドが特に検出されているのは各種ハーブやその他お茶やハチミツである。ハーブティーには特に高濃度である。