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'15年の輸入食品の規模、前年度対比増加

輸入食品政策課 2016-01-15
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=675&pageNo=2&seq=30115&cmd=v
朴槿惠政府出帆以後OPERAで輸入検査科学化□体系化-
食品医薬品安全処は’15年輸入食品(畜水産物及び畜産物加工品除外)規模が輸入金額では155億4千4百万ドル、重量では1,474万1千トンであり、149ヶ国から輸入されたと発表した。
‘14年対比輸入金額は6.3%(’14年146億2千6百万ドル)、重量は3.9%(’14年1,418万5千トン)、収入国は11ヶ国(’14年138ヶ国)増だった。
去年輸入国家上位20ヶ国を分析して見ると輸入金額ではオーストラリア、重量ではアメリカ、申告件数では中国が一番多かった。
輸入金額は、オーストラリアが33億3千2百万ドルで、アメリカ(30億9千6百万ドル)、インド(9億4千1百万ドル)、オランダ(6億7百万ドル)、ベトナム(5億8千万ドル)の順序であった。
オーストラリアからは精製・加工を必要とする食品原料(植物性油脂など)と小麦、アメリカからは大豆と小麦、インドからは胡麻と豆類加工品、オランダからはビール、ベトナムからは魚加工品が主に輸入された。
重量では、アメリカが298万トン、オーストラリア(273万8千トン)、中国(248万3千トン)、ブラジル(131万3千トン)、タイ(67万5千トン)の順序であった。
輸入申告件数では、中国が122,571件、アメリカ(61,042件)、日本(36,222件)、イタリア(20,181件)、フランス(18,922件)の順序であった。
中国からは白菜キムチと器具類(ステンレス製品)、アメリカからはチェリーと加工品、日本からは食品添加物と器具類(ポリプロピレン)、イタリアとフランスからは果実酒が主に輸入された。
一方、食薬処は‘14年4月から独自開発した事前予測輸入食品検査システム(OPERA、Observation & Prediction by Endless Risk Analysis)を活用して輸入食品検査を科学的・体系的に行っている。 OPERAが製品別輸入履歴、不合格情報、国内・外危害情報(回収など)などを総合的に分析してリスクが高い食品を選別し、該当の食品に対して精密検査を実施する。 ‘15年OPERAを活用して輸入食品を検査したところ、不合格食品検索率(0.8%)がそうではない場合(0.4%)より2倍高かった。
食薬処は輸入が持続的に増加しているためリスクの高い製品が輸入されないように安全管理を強化して国民の輸入食品に対する不安感解消に努めると発表した。