食品安全情報blog過去記事

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遊具が「有害レベルの鉛塗料」を含む

Behind the headlines
Playground equipment contains 'toxic levels of lead paint'
Monday January 25 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/01January/Pages/Playground-equipment-contains-toxic-levels-of-lead-paint.aspx
BBCニュースが「公園の遊具の塗料には推奨量の最大40倍の鉛が含まれていることがわかった」と報道した。研究者らがイングランド南部の26公園の検体を調べた結果は心配なものだった。鉛は毒性の高い金属で過去段階的に廃止してきた。小さい子どもは特に影響が出やすく、身体と精神の両方に影響する可能性がある。例え少量でも害がある。公園以外にも研究者らは橋や伝統的電話ボックスなどの公共建築物についても調べた(合計272)。
鉛はほとんどの建築物から検出されたが、1/3が推奨されている基準値(5000 microg/g)を超えていた。全検体の平均は1,000 microg/g程度だったが一部は100,000 microg/gと高かった。またそれは必ずしも状態の悪いものではなく新しく塗装されたものにも高いものがあった。
この研究は直接子どもや一般人に害があることを示したものではないが、重要な懸念を提示する。あなたの子どもに対しては、リスクを減らすために、遊具で遊んだ後は手を洗うよう薦めよう。