食品安全情報blog過去記事

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ネオニコチノイドと授粉媒介者:ANSESはこれらの製品の利用条件の強化を支持する

Neonicotinoids and pollinators: ANSES advocates strengthening the conditions of use of these products.
13/01/2016
https://www.anses.fr/en/content/neonicotinoids-and-pollinators-anses-advocates-strengthening-conditions-use-these-products
ANSESはネオニコチノイドベースの殺虫剤が引き起こすミツバチと他の授媒介者へのリスクに関する結論を発表した。この問題は生態環境・農業・健康省に調査するよう求められた。ANSESは、適切な管理対策がないと、ネオニコチノイドの使用が授粉媒介種に深刻な有害影響を引き起こすことを再確認している。2013年に決定した欧州の一時禁止の妥当性を強調している。ミツバチと他の授粉媒介者についてのこれらの製品の影響に関する知見が今なお欠けていることにも言及した。この結論でANSESは、特定の使用状況では影響を受けるミツバチ、マルハナバチ、野生のミツバチのリスクが低いであろうとされる利用法すべてを最初に確認した。ANSESは、特に冬穀物用の種の処理や果樹園とブドウ畑の散布といった特定の使用に関して、いまだにかなりの不確実性があることも強調した。欧州レベルで進めている研究の結果が出るまで、ANSESは相当な不確実性の残るすべての使用法の利用条件を強化するよう助言する;また、ネオニコチノイドで処理された後すぐに授粉媒介者を引き付ける可能性がある穀物を植え付けないよう助言する。