食品安全情報blog過去記事

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科学者がジャンクフードの何が「ジャンク」か検討する

Scientists look at what puts the 'junk' into junk foods
Thursday February 11 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/02February/Pages/Scientists-look-at-what-puts-the-junk-into-junk-foods.aspx
Daily Mailが「科学者が何が加工食品を有害にしているのかわかった」という。小規模研究で加工食品には"PAMPs"−病原体関連分子パターン−が高くそれが体内の炎症の引き金を引いている可能性があると示唆する。
PAMPsは感染性の細菌に関連する分子で、感染と同じように炎症の形で免疫応答の引き金を引く可能性がある。一部の専門家は長く続く炎症が高血圧や2型糖尿病のような慢性疾患リスクを上げるのではないかと疑っている。この新しい研究では、高PAMP食と低PAMP食の免疫応答と関連するバイオマーカーを比較した。24人の健康な人での11日間の研究で、PAMPが一部の免疫応答関連バイオマーカーの誘因であることを確認したが結果は一貫していない。サイズと期間の短さからその意味は明確ではない。実際の病気について検討したものではない。炎症の兆候が将来病気になるほど大きいかどうかも証明されていない。この研究はさらなる研究のきっかけにはなるが事実を確立したりガイドラインになるようなものではない。
加工食品はしばしば砂糖や塩や脂肪が多く、そのため常に食べるのは良い考えではない。