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MIT暴露:ANSESは消費者と労働者はもっと情報を与えられ、保護されるべきだと助言する

Exposure to MIT: ANSES recommends that consumers and workers be better informed and protected
17/02/2016
https://www.anses.fr/en/content/exposure-mit-anses-recommends-consumers-and-workers-be-better-informed-and-protected
メチルイソチアゾリノン(MIT)は洗剤、塗料、ニスなど多くの市販混合物あるいは業務用混合物の保存料として使用される物質である。化粧品にも含まれていて:その存在は包装に記載しければならない。ここ数年、フランスや欧州で、MITへの皮膚アレルギー事例数の憂慮すべき増加が観察されている。CLP規則(分類、表示、包装に関する)における統一された欧州分類を提案するために、また殺生物剤の販売を統括する規則の枠組みでも、この物質に関する作業が現在行われている。これに関連して、ANSESはすでにアレルギーがあるかどうかにかかわらず、ヒトの暴露を制限する助言を提案するために、多くの暴露源となる製品を確認するための内部要請を行った。本日発表される意見でANSESは、欧州レベルで進行中の規制作業の枠組みで消費者と作業者の保護を強化するよう提案している。情報はすでに義務化されている化粧品と洗剤以外にも、ANSESは一般人と職業人のためにMITを含む製品の包装には情報を体系的に提供するよう助言している。最後に、ANSESは職業暴露をよりよく予防するために、多く暴露される分野や仕事を確認する作業を続けている。
ANSESはCLP規制でのカテゴリー1皮膚感作性分類での上限案600ppmは高すぎるとして15ppmを提案している
意見案はフランス語