食品安全情報blog過去記事

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ピーナッツへの早期暴露が「子どものアレルギーリスクを減らす」

Behind the headlines
Early exposure to peanuts 'cuts allergy risk in children'
Monday March 7 2016
http://www.nhs.uk/news/2016/03March/Pages/Early-exposure-to-peanuts-cuts-allergy-risk-in-children.aspx
BBCニュースが「アレルギーリスクを避けるために赤ちゃんの時からピーナッツを食べることの効果が新しい研究で支持された」と報道した。新しい研究は人生の最初の1年にピーナッツスナックを食べることが子どものナッツアレルギーリスクを減らすことを示唆する。報道された研究はピーナッツを食べるように、あるいは避けるようにという試験を完了した550人の子どもの結果である。フォローアップの期間に、全ての子ども達に1年ピーナッツを避けるように指示した。試験でピーナッツを避けるように言われた子ども達は6才時点でのピーナッツアレルギーが18.6%とピーナッツを食べた子どもの4.8%より多い。ピーナッツ群では試験終了時の5才でのピーナッツアレルギーは3.6%でその1年後の6才では4.8%と同程度であった。これは暴露により作られた保護が、1年ピーナッツを食べなくても維持されることを示唆する。この知見は期待できるが、どのくらいの期間続くかはわからない。既に他のものにアレルギーのある子どもはピーナッツアレルギーになりやすい。もしあなたの子どもがそうなら、ピーナッツを与える前に医師に相談すべきである。