食品安全情報blog過去記事

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フィンランドの捕食動物は中央ヨーロッパより殺鼠剤が多い

Predators in Finland have higher levels of rodenticides than in Central Europe
10/03/2016 Press release
http://www.tukes.fi/en/Current-and-News/News/Biocides/Predators-in-Finland-have-higher-levels-of-rodenticides-than-in-Central-Europe/
齧歯類齧歯類の死骸を食べる動物の87%は殺鼠剤に含まれる有効成分に暴露されている。フィンランドの136のほ乳類と鳥類の殺鼠剤成分を調べた結果、119検体から一つ以上の殺鼠剤成分がみつかった。
成分はブロマジオロン、クマテトラリル、ブロジファクム、フロクマフェン、クロロファシノン、ジフェチアロン、ジフェナクム。同様の研究で、スペインでは約半分、ドイツではキツネは5頭中3頭だったのにフィンランドでは12頭全てから検出されるなどフィンランドが多い傾向がある。理由は不明。
現在の殺鼠剤使用規制は十分ではないことを示す。