食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品危機の時にどうコミュニケーションするか−EFSAはガイドラインを共有

How to communicate during a food crisis – EFSA shares guidelines
15 March 2016
http://www.efsa.europa.eu/en/press/news/160315
食品に関する危機や事故の際には、危機を管理し消費者を守るために迅速で簡潔で明確なコミュニケーションが必須である。1990年代後半の一連の危機に対応して設立されたEFSAは、EU加盟各国の食品当局が参照できる危機の時のコミュニケーションにおける助言を発表した。
重要な基本原則
この文書は事故の異なる局面を説明し効果的コミュニケーションのための段階を踏んだガイドを提供している。重要な基本原則は以下のようなものである
・事態についてのコミュニケーションはコントロールする
・ヒト健康保護のために速やかにコミュニケートする
・対象者と彼らに届くツールを同定する
・明確で透明性高く
・パートナーと協力する
準備する
準備は必須である。そのためガイドラインには準備のしかたも含む。
ガイドラインはテストする
シミュレーション訓練を行う
ガイドライン
http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/crisis_manual_160315.pdf
チェックリストやテンプレートもある
おだやかに話す、質問にはこたえる、ジャーナリストが間違った想定で質問をしたら間違いを修正する、ジャーナリストの使うネガティブな言葉を反復しない、他者を非難しない、記録をとる、想定問答集を作る、ソーシャルメディアの投稿を監視する、間違った情報は修正する、など