食品安全情報blog過去記事

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なたの赤ちゃんの食事のヒ素を減らすためのtips

米国小児科学会
Tips to Reduce Arsenic in Your Baby’s Diet
Last Updated 4/1/2016
https://www.healthychildren.org/English/ages-stages/baby/feeding-nutrition/Pages/reduce-arsenic.aspx
そう、ヒ素である。それは天然に我々の環境中に、有機化合物(普通は害がない)と無機の両方の形態で存在する。無機ヒ素は有害で発がん性がある。特に大きな健康リスクがあるのは妊娠中、乳児期、小さい子どもの時期である。
FDAは乳児用コメシリアルの無機ヒ素の規制値を提案している
2016年4月にFDAは乳児用コメシリアルの無機ヒ素の規制を提案した。FDAの発表は大量の科学的情報を評価したことに基づく。しかしながらFDAは私たちがコメやコメ製品をどれだけ食べるべきなのかについては特に限度を薦めていない。そうではなく、乳幼児や妊婦を含む全ての消費者に、多様な穀物を含む多様な食品を食べるべきだと助言し続けている。米国小児科学会(AAP)は提案されたアクションレベルを支持し、両親に対してこの問題についてのヒントを提供する。
あなたの赤ちゃんのヒ素暴露を減らす方法:
・母乳を与える AAPは6ヶ月までの赤ちゃんの栄養源としては母乳を薦めている。固形食を導入するときも12ヶ月まで母乳を続け、赤ちゃんが望むのであれば12ヶ月を過ぎても与えていい。最初の1年はビタミンDと鉄について医師と一緒にチェックすること。
・赤ちゃんにはいろいろなものを食べさせる 鉄強化コメシリアルは良い栄養源であるがそれだけを食べさせるべきではなく、最初に食べさせる必要もない。オート麦、大麦、複数穀物シリアルなどの選択肢がある。新しい食品を与えるときには少量から始め何か反応が出るか注意する。
・フルーツジュースを制限する 2012年にジュースのヒ素が問題になった。何年もの間AAPはジュースを含む全ての甘い飲み物は制限するよう助言している。乳児には丸ごとの果物か、すりつぶしたり裏ごししたりしたものを薦める。幼児や小さい子どもにはジュースではなく丸ごとの果物を勧める
・子ども用加工食品の甘味料としての玄米シロップを避ける コメのヒ素はコメシロップに濃縮されていて、しばしば子ども向けおやつの甘味料に使われている
・牛乳の代わりにライスミルクを使わない

(玄米シロップやライスミルクはオーガニックや健康を謳った店舗で取り扱われることが多いので、普通の店で普通に買い物してればいい。)