食品安全情報blog過去記事

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食品の栄養分類システム:SENSと5C (ライナースコアに基づく) の比較

Systems for the nutritional classification of foods: comparison of SENS and 5C (based on Rayner's score)
04/04/2016
https://www.anses.fr/en/content/systems-nutritional-classification-foods-comparison-sens-and-5c-based-rayners-score
健康システムの近代化に関する2016年1月26日のフランスの法は、消費者への情報を改善する目的で、栄養価についてのある種のデータをまとめて包装に提示するグラフィックやシンボルの形での情報提供を選択肢としている。その構成要素(脂肪、飽和脂肪酸たんぱく質、塩など)に基づき、各製品に適用されるスコアを計算するための二つの食品分類システムが開発されてきた。これらのスコアはまだ決定されていない適切な表示システム(色、形など)を開発するのに役立つようデザインされている。5 Cというライナースコアに基づいた最初のシステムについて2015年に意見を発表したのに続き、ANSESは、フランスの食品産業が発展するための視点で、フランスの簡易栄養表示システム(SENS)に使用するアルゴリズムを評価するよう、さらに2つのシステムが適用された後の食品分類を比較するよう、健康、食品、消費者問題を担当する省庁からの正式な依頼を受けた。本日発表された報告書でANSESはその2つの食品分類システムは全体的に一致していて違いは限定的であるとした。また、両方のシステムに共通する実現可能性の限界も強調している。ANSESは、栄養や公衆衛生への視点を踏まえて、これらの2つのシステムの比較分析によりこの作業を補足する予定である。