処理下水で灌水した野菜は消費者を薬物に暴露する
Vegetables irrigated with treated wastewater expose consumers to drugs
18-Apr-2016
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2016-04/thuo-viw041816.php
エルサレムのHebrew大学とHadassah医学センターの学際チームによる新しい研究は、再生排水で灌水した土壌で育てた野菜や果物を食べることは消費者をごく僅かな量の抗てんかん薬カルバマゼピンに晒すことを示した。Environmental Science and Technologyに発表。イスラエルは再生排水の利用に置いて世界のリーダーである。この研究では34人の男女を二群に分け、一方には再生排水で育てた生産物を最初の一週間に、次の週には生鮮水で育てた生産物を食べてもらった。もう一群は順番を逆にした。実験期間中に食べた野菜や果物はトマト、キュウリ、ペッパー、レタスなどで水はボトル入り水を飲んだ。作物と尿のカルバマゼピンを測定したところ再生排水で灌水した作物を食べている場合に尿中濃度が増加していた。
(プレスリリースでは濃度はminuteとしか書いていない。論文のアブストラクトにも濃度はない)