ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28)
- 作者: 畝山智香子
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2009/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2009年発行のこの本が7刷になりました。
地味ですが長く使って頂いているのは、大学の授業などで参考書としてご紹介頂いていたりするためかと思います。ありがとうございます。
この本で課題として取り上げたことが相変わらず課題のままであり続けていることが良いことなのかどうかはわかりませんが。
この春改定された中学校家庭科の教科書では、食品安全リスク分析が取り上げられ、食品添加物や残留農薬のような特定の何かを避けることが食品の安全だといった間違った記述は無くなった、と聞きました。ゆっくりではありますが着実に前進してはいるのでしょう。
書店の食の安全コーナーには相変わらずインチキ本だらけですが、少なくともこの本が出る前よりは選択肢が増えているのでは、と思います。これからもっとまともな本が増えることを期待します。