食品安全情報blog過去記事

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国民の4分の3がドイツの食品は安全だと信じている

Three quarters of the population believe that food in Germany is safe
02.05.2016
http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/15/three_quarters_of_the_population_believe_that_food_in_germany_is_safe-197427.html
食品に関していうと、ドイツ国民のリスク認識は矛盾している。これは第三回BfRモニターの調査結果の一つである。一方では、2016年2月にインタビューを受けた代表性のある参加者の約4分の3は市販で提供されている食品は安全だと信じている。他方、解答者の半数以上は、残留農薬、食品中のマイクロプラスチック、遺伝子組換え食品のような、食品安全の一般的問題と密接に関連する話題に懸念を抱いている。「この矛盾した評価は、消費者が食品の安全性について尋ねられる文脈が大事であるということを示している」とドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)の議長Dr. Andreas Hensel博士は、最近のBfR消費者モニターの一部としてドイツの1000人以上の代表調査の知見に関する声明の中で述べた。「消費者は一般的食品リスクという文脈で尋ねられると、大多数は食品を安全だとみなす。だが、抗菌剤耐性や農薬の例のように、リスクに関して主に議論されている話題との関連で質問されると、食品の安全性について大きな懸念を示す。これは、繰り返すが、リスク認識はメディアでの報道のされかたに影響を受けることを示している。