食品安全情報blog過去記事

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説明資料(ソウル新聞「発がんの懸念GMO食卓上がるのに...知る権利のない韓国」報道関連)

畜産物基準課 2016-06-13 
http://www.mfds.go.kr/index.do?mid=676&seq=32060
ソウル新聞16.6.12. "発がん性の懸念のあるGMOが食卓に上るのに・・・知る権利ない韓国"報道内容に対して次のように説明する。
食品医薬品安全処はIARCが言及した除草剤成分であるグリホサートの発がん連関性は高濃度農薬の直接撒布などで直接暴露した場合に該当する(‘15.3.20)という意味であることを報告する。
また、最近国際機関または各国のリスク評価でもグリホサートを使って栽培した食品の摂取による発がん可能性はないという要旨が発表されており、食薬処も国内摂取量などを評価した結果安全な水準だった。
・JMPR:摂取による発がん可能性なし(‘16.5.16)
・EFSA:摂取による発がん可能性なし(’15.11.12)
・独BfR: 健康リスクが存在しない(‘16.5.19)
日本食品安全委員会(FSC): 食品健康影響評価の結果発がん性は確認されない(‘16.4.6)

食薬処は現在グリホサートに対する残留許容基準を蜜柑、米など8農産物に対して0.05〜5.0mg/kgに設定していて、その他農産物に対しては国際食品基準(Codex)規格を準用して厳格に管理している。